ダージリンの情勢と入荷状況について
世界的なニュースでご存知の方も多いことでしょう。2017年はダージリンにとって受難の年となりました。
6月13日、西ベンガル州政府と対立するネパール系ゴルカ人によるゼネラルストライキや暴動が勃発、軍隊までも出動し、ダージリンに87ある全ての茶園が封鎖されるという前代未聞の事態に拡大しました。
ダージリン全土に広がった大きな混乱は3カ月以上経った9月27日に収束、茶園封鎖は解除されたものの、2017年のセカンドフラッシュ(夏摘み)はほとんど生産されておらず、茶樹は伸び尽くし、雑草は生い茂り、荒廃した茶園や製茶工場の手入れから再スタートしなければならない状況にあり、有史以来築き上げてきたダージリンブランドとその高品質なダージリンティーの生産が危ぶまれています。
GMTでは、そんな貴重な2017年セカンドフラッシュの中でも6月初旬に生産されたキャッスルトン茶園 DJ-128 など、3茶園の新茶を正規ルートで輸入することができました。
◆ ダージリン セカンドフラッシュ 〜夏摘み〜 2017
http://gmt-boutique.com/?mode=srh&sort=n&cid=&keyword=SF17
2017年のオータムフラッシュ(秋摘み)は絶望的ですが、今後、各茶園においては、来年のファーストフラッシュ(春摘み)に向けて、雑草の除去や土壌づくり、茶樹の剪定作業などが始まります。
GMTでは、これからも高品質なダージリンティーを広くご紹介することで、ダージリンで働く人々やダージリンの発展支援に少しでもつながればと願っています。