茉莉花茶（モーリーファチャー）は、緑茶のリーフに、茉莉花（＝ジャスミン）の花の香りを吸着させたお茶で、゛ジャスミンティー”の名称で広く知られ、中国茶においては最も人気のある花茶です。
「香りを吸収する」という乾燥リーフの特性を利用した製法で、元来、その原料としては緑茶が用いられるのですが、白茶や烏龍茶が用いられているものや球状に丸めたもの、台湾産のもの、香料で人工的に香り付けしたもの（フレーバーティー）などなど・・・　世界中で広く飲まれている゛ジャスミンティー”には実に多種多様のものが存在します。

ＧＭＴの「茉莉花茶 / Mòlìhuāchá （モーリーファチャー）」は、一大産地である福建省・福州市産の良質な緑茶をベースに作られた正統品で、リーフには十分な花の香りを吸着させているため、完成段階で茉莉花の花冠をすべて取り除いています。（※注）
お茶としての渋みは少なく、すっきりとした印象、飲み疲れることもなく、やさしい花の香りがリラックス効果をもたらせてくれる素晴らしいお茶です。茶壷や蓋碗を使って中国茶式に淹れていただくと、何煎でもお愉しみいただけます。

（※注）一般的に出回っている゛ジャスミンティー”は、香りを補うために、リーフといっしょに乾燥した茉莉花の花冠を混ぜ込んだ状態で販売されているものがたいへん多く、見比べていただくと、正に上級品であることをお分かりいただけます。

原産国 ： 中国
産　地 ： 福建省／福州市

【茶壷や蓋碗を使った中国茶式の淹れ方】
リーフ3g（ﾃｨｰｽﾌﾟｰﾝ1杯）に対し、湯量150cc（ﾃｨｰｶｯﾌﾟ1杯分）
おすすめの抽出条件：完全沸騰の熱湯は避け、約90℃の湯温で、 1煎目30〜45秒間、2煎目は45秒〜1分間、3煎目以降は抽出時間を少しずつ伸ばし、リーフが開ききるまで6〜7煎はお愉しみいただけます。

【紅茶のティーポットを使った淹れ方】
リーフ5g（ﾃｨｰｽﾌﾟｰﾝ 2〜3杯）に対し、湯量360cc（ﾃｨｰｶｯﾌﾟ3杯分）
おすすめの抽出条件：約90℃の湯温で1〜2分間
2煎目以降は抽出時間を少しずつ伸ばし、リーフが開ききるまで2〜3煎はお愉しみいただけます。

◆95℃以上の熱湯をお使いください。高温で抽出しても渋みは一切なく、とても甘みのあるお茶です。
◆中国茶（紅茶、烏龍茶）の特徴は煎が利くことです。2煎、3煎と… 飲みすすめながら、お好みのお茶が淹れられるように調整してください。
◆お使いになる水の水質（硬度）によりますので、抽出中の水色を確かめながら、お好みの濃さと風味を見つけてください。