■ダージリンの2025年 春摘み新茶が到着しました。
ダージリンの東端 ティースタ渓谷、平均標高500mと、数あるダージリン茶園の中でもかなり低い場所にあり、ヒマラヤ山脈の雪景色が望めることから、近年『スノーヴュー』と改名したオーガニック農法を採用する隠れた名園です。
ハイブリッド(クローナル)タイプの茶品種で、その名は“スプリング クイーン”。
チャイナ種(=ダージリンの在来種)と比べて 見るからに大きく、短い発酵時間で仕上げられたグリニッシュなリーフが特徴です。春の新茶らしい 透明感あるライトイエローの水色、コクは控えめで渋みもなく、やさしいフローラルな芳香を感じていただけます。
滋味のある正統派のチャイナ種ダージリンもおいしいけれど、どちらかというと、渋みが少なくて 上品でまろやかなダージリンが好きだという方にお奨めしたい逸品です。ふんわりとやわらかく、舌の上でじわっと感じる やさしいお茶の旨み、ほのかに残る余韻が心地良いお茶です。
お奨めの抽出条件は、90〜95℃の温度帯で5〜6分間置いてください。『低めの湯温 × 長めの抽出時間』にすることで、お茶のもつ旨みがじっくりと抽出されます。
ハイブリッド(クローナル)タイプの大きなリーフなので、
実は、熱湯で淹れても渋みを感じることがないので、キレのある上質な渋み=brisk(ブリスク)を求められる方は、完全沸騰の100℃×3〜4分間抽出もお奨めです。また、中国茶の白茶(ホワイトティー)を淹れるように、蓋碗や茶壺を使って 多煎を楽しむのも一興です。
◆ダージリンの春の新茶(ファーストフラッシュ)は、冬に間に蓄えた養分(旨み)をたっぷり含んだ繊細なお茶です。お茶の甘みを引き出し生かすため、若干低めの湯温(80〜90℃程度)で淹れるのがコツです。ただし、抽出温度を下げると口あたりはまろやかになりますが、お茶の香りは弱まります。
◆高温で淹れるほど、コクと渋みが増しますのでご留意ください。
◆時間が経って少し冷めたころに、そのお茶のもつ個性(キャラクター)をはっきりと感じることができます。
◆ストレートでお召し上がりください。
◆夏季は水出しアイスティーもお奨めです。
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原産国 : インド
茶 園 : ダージリン / スノーヴュー茶園
等 級 : FTGFOP1 SPRING QUEEN
リーフ5g(ティースプーン2〜3杯)に対し湯量360cc(ティーカップ3杯分)
おすすめの抽出条件:90〜95℃の湯温で5〜6分間
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