■ ”紅茶のシャンパン” 魅惑のダージリン
ダージリンティーは、インドの北東、
ウェストベンガル州北部のヒマラヤ
山脈の麓に位置するダージリン地方
で産出される世界で最も有名な紅茶
です。
“紅茶のシャンパン” と評される世界
最高峰のお茶、その魅力は、なんと
いっても、独特の香気とアフターノ
ート(余韻)にあり、19世紀中頃に
イギリス人の手によって開発されて
以降、1世紀以上にわたって世界中の
人々を魅了してきました。
ダージリンにある87の茶園は、標高300〜2,000mの霧深い山岳地帯にあり、茶樹のほとんどは7つの谷にある斜面に植えられています。そして、1年を通して湿度が高く、豊富な雨量と昼夜の寒暖差、日照時間などのダージリン特有の気象条件が、個性に富んだ銘茶の数々を産み出しています。
■ ダージリンの3つの旬、お茶との出逢いも ”一期一会”
ダージリンには、「クオリティシーズン」と呼ばれる “お茶の旬” があり、2月下旬〜4月下旬の「ファーストフラッシュ」(春摘み)、5月下旬〜7月中旬の「セカンドフラッシュ」(夏摘み)、10月下旬〜12月上旬の「オータムフラッシュ」(秋摘み)と、大きく分けて3回の時季(※)に、高品質なお茶が収穫・生産されています。
そして、たとえ同じ茶園でつくられたお茶であっても、年度・シーズン・ロット(生産単位)により、ひとつとして同じお茶は存在し得ません。言うなれば、どのお茶との出逢いも“一期一会” であり、大いなる自然の恵みと生産者への感謝をもって愉しみたいものです。
GMTでは、そんなお茶とのひとつひとつの出逢いを大切にし、お茶のもつ豊かな個性やおいしさを丁寧にお伝えするように心がけています。
(※) 雨期である7〜9月にも生産は行われており、「モンスーンフラッシュ」と呼ばれています。品質的には高くないため、主にブレンド用ダージリンとして市場に出荷されています。
▼ダージリン ファーストフラッシュ 〜春摘み〜
▼ダージリン セカンドフラッシュ 〜夏摘み〜
▼ダージリン オータムフラッシュ 〜秋摘み〜