
■豊かな大自然が育む世界最大級の紅茶産地、アッサム

ブータンなどの隣国に囲まれたアッサム地方で産出される
紅茶です。茶園の数は800を超え、世界のお茶の約20%が
生産されている世界最大級の紅茶産地です。
州を東西に貫く大河ブラマプトラ川とその無数の支流が潤す
この地は、年間を通じて温暖で降水量が多く、良質な茶葉を
育むのに最適な気候に恵まれています。素晴らしい景観の
国立公園が点在し、多様な動植物が生息する、まさに大自然
の楽園です。
その歴史の幕開けは1823年。イギリス人冒険家がこの地で
野生の茶樹(固有のアッサム種)を発見して以降、イギリス
自国のティープランテーションとして19〜20世紀にかけて
大規模な開拓が行われました。アッサムは「英国紅茶発祥の地」として確固たる地位を確立し、現在に至っています。
■どっしりとしたコクと芳醇さが魅力、”ミルクティーの定番”
アッサムティーの最大の特徴は、芳醇な甘い香りと力強くコクのある味わい、そして美しい深い赤褐色の水色(すいしょく)です。
そのどっしりとしたコクとボディはミルクの豊かな風味に負けないため、「ミルクティーの定番」として世界中で愛されています。
アッサムティーには、大きく分けて2つのリーフタイプ(製法)があります。
一つは、チャイやミルクティーによく用いられ、短時間でしっかりと味と色が出るようにカットし、丸められた ”CTC製法(ブロークンリーフ)” 。
もう一つは、茶葉の形を残して製茶し、本来の風味を丁寧に引き出す伝統的な ”オーソドックス製法(フルリーフ)” です。
インド国内ではCTCリーフをミルクで煮出して作る「チャイ」が庶民の間で日常的に飲まれ、高級なフルリーフタイプは主に国外の紅茶愛好家へ向けて輸出されています。
■個性が光る、新たなアッサムティーの世界へ
長らくブレンドやミルクティーのベースとして親しまれてきたアッサムですが、近年、お茶の世界でも「個性の時代」が到来しています。茶園ごとのテロワール(気候や土壌)や独自の製法にこだわった、非常に高品質でユニークな「シングルオリジン(単一茶園)紅茶」が次々と作られるようになりました。
中には、その類まれなる豊かな風味や希少性の高さから、世界三大紅茶の最高峰とされる「ダージリン」よりも高額で取引される最高級アッサムティーも登場しており、世界のティーブレンダーや愛好家から熱い注目を集めています。
伝統の力強さに加え、作り手の情熱と際立つ個性が込められた、奥深いアッサムティーの魅力をぜひご堪能ください。

▼アッサム オーソドックス&CTC


















